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酒米も撮ってきましたよー!
酒米の中でも、
山田錦や雄町などの
特に優れた品質の酒米を
「酒造好適米」と呼んでいます。
50%精米ってさらっと書いてあるし、
今はそれくらいは普通ですけれど、
よく考えるとすごいですよね。
だってお米の半分を
糠にしちゃうんですよ!!
お煎餅とかの原料に
なるらしいですけど、
それにしても贅沢です。
でも美味しいお酒を造るためには
仕方がないんですよね。
お米って、
外側がタンパク質で
中心部がデンプン
という感じになってまして。
で、酒造りで重要なのは
タンパク質よりもデンプンなんです。
なんでかというと、
デンプンが麹菌で分解されて
糖になって、
その糖を酵母が食べて
アルコールを作る、
みたいな流れで
お酒ができるからなんです。
タンパク質もいらないわけじゃなくて、
アミノ酸に分解されて
味わいに貢献するのですが、
多すぎると味が多いお酒に
なってしまうので、
どうしても削ることになる。
削るほど透明感のある
澄んだお酒になるのは
そんな理由なんですよ(^-^)
これはもろみを搾る機械です。
横に長くて割と巨大です(^^;;
「もろみ」は、
簡単に説明すると、
蒸した米と麹米と酵母と水を
混ぜて発酵させたものです。
これを、アコーディオンみたいに
なってるところに注いで、
ギューっと圧をかけて
お酒を搾り出します。
アコーディオンの「ひだ」の部分に
お酒を搾り切ったあとの
もろみがぴったり張り付いてて、
それが酒粕です。
酒粕って薄い板みたいな形で
売られているのは、
こういう感じで搾るからなんですね。
それと、最近お酒の品質向上のため、
圧搾機の周りを囲って
冷蔵設備を導入して、
もろみの温度が上がらないように
したとのこと。
「いろんなところに
気を遣ってるんだなあ〜」
と何気なく
聞いていたのですが、
「酒粕が冷たくて剥がすのに
手が凍えるんですよぉ〜」
って言ってました(*_*)
良い酒を造るために身を削る、
見習います!!
利き酒をする前に
蔵見学をさせてくれます。
入るとふわっとお酒というか
「もろみ」の香りがして、
ひんやりとした空気感で
独特の心地よさがあります。
今回は杜の蔵の近浦さんが、
今年の造りなど色々と
説明してくれました。
通称「近ちゃん」、
優しくてとても良い人です。
こういう人柄が酒質に表れるんだと
思います。
ちなみに副杜氏さんです。
懇親会でちょっとだけ
「黒い」
部分も垣間見えて、
ますます好きになりました(^-^)
酒質には影響しないレベルです、
ご安心ください(^^;;
蔵見学の写真、ひと言コメントして
バーっと並べようと思ってたら、
割と長くなってしまったので、
一枚ずつ紹介しようと思います。
ヒマつぶしにぜひ!