最近のお知らせ
鯖の入荷がなかったので、
「しめさば」ではなく「しめあじ」でした!
明日は鯖が入荷すれば「しめさば」です。
ご常連さんからは
「鯵も旨味があって両方食べたい♡」
を、いただきました。ありがとうございまーす(^-^)/
ついに緊急事態宣言が出ましたね。
自粛ムードがムンムンと立ち込めてますが、
ウチはひとまずひっそりと営業しております。
外出せざるを得なかった方など、
ついでにお寄り下さって
息抜きしていって頂ければと思います。
もちろん、わざわざお運び下さることほど
ありがたいことはございません。
今は皆さま、緊張の糸が張り詰めていると思いますが、
張りっぱなしでは精神衛生上も良くありませんよね。
コロナ(というかそれが作り出す社会の空気)に
押し潰されてしまう前に、
軽くガス抜きにいらして下さい(^^;;
心身ともに健康であることが一番の対策になると思い、
皆さまに楽しんでいただけるよう、心を砕きます(*´∀`*)
皆さま大変お待たせいたしました!
ようやく槽汲み入荷しましたよー!
「なんのこと??」
という方はこちらの記事をどうぞ
で、「槽汲み(ふなぐみ)」ってなんだ?
福岡で何してるの!?
槽汲みの人気のヒミツ、教えちゃいます!
「今年はお米が硬く、造りが大変だった」
との蔵元のお話でしたが、
ふたを開けてみれば
「今までで最高の出来なんじゃないか!?」
と言うくらい私たちにはドンピシャの槽汲みとなりました。
例年通り二種類の槽汲みをご用意しております!
熟慮してどちらかを選ぶのも、
二本を飲み比べて残りはお持ち帰りするのも
どちらも楽しいですよ!
いつも通りそれぞれのタンクのインプレッションを
書いておきますね。
今年は7号タンクと14号タンクです。
7号タンク
なめらかでまろやかな口当たり。
やさしい甘味がふんわりと広がる、新酒なのにほっこりできるお酒です。
ほのかな吟醸香が絶妙で、酒単体でも杯が進んじゃう大吟醸顔負けの
透明感と飲みやすさ。
穏やかな春の陽射しを思わせる、落ち着いた雰囲気を楽しめますよ♪
14号タンク
甘酸のバランスがとにかく素晴らしくて、
新酒らしいフレッシュさ溢れる口当たり。
ラムネのような爽快な飲み口で、春をすっ飛ばして早くも初夏を感じさせる、
目の覚めるような味わいです。
輪郭のある酸と、若さ故のほのかな渋味が料理を引き立ててくれる、
最高の食中酒に仕上がってます♪
うちの槽汲み、控えめに言って大人気なんですよね(自社調べ💦)
なんでかなーって考えてみると、
いくつかこれかなーって思い当たるフシがありまして。
確たる根拠はないんですけど、
その人気のヒミツをお伝えしようと思います。
まず、なんといっても
2種類の槽汲みを仕入れている
ということだと思います。
「私のお気に入り」と「女将のお気に入り」
の2種類が毎年お店に同時に並びます。
槽汲みに行った飲食店さんのほとんどは
一種類しか仕入れていないので、
これを同時に飲み比べができる、
というのはかなりの激レア。
しかもできたての新酒の、
それもタンク違いの飲み比べが出来るなんて、
全国でも有数の稀少な体験ですよ。
そして槽汲みは、
私たち自らが飲みたいものを仕入れています。
「売らずに全部自分たちで飲み干したいぞー!」
と本気で思ったやつを仕入れてきます(^^;;
いわゆる「売れそう」とか「儲かりそう」とかいう
一般的な基準では選んでいないので、
私たちと舌が合う方なら、
美味しいお酒を飲めることが確約されちゃいます(*´∀`*)
タンクごとの味の違いって、
格段に変わるわけじゃないんですけど、
飲み比べると確かにちゃんと味わいの違いが分かるんですね。
ベクトルは同じなんだけど、
若干ニュアンスの違いがあって、
それがまた本当に面白いんです。
「こっちの方がいいなぁ〜」
とか
「いやこっちが飲みやすいよ〜」
などなど
プチ利き酒大会的な楽しさを
ぜひ堪能してもらいたいです。
もし飲みきれなかったとしても、
専用ではありませんが
「ジャストサイズの小洒落た袋」
なるものをご用意しておりますので、
その袋に入れてお持ち帰りできます。
ご自宅で第2回利き酒大会も開催できます(^-^)v
封を開けた後は、徐々に熟成が進みますので、
冷蔵保存で味わいの変化を楽しむ
という上級編もあったりします。
でもフレッシュさがウリですから、
早めに飲んじゃうのがいいとは思いますけどね(^^;;
…いやー、一気にダダダーっ
まくし立ててしまいすみませんε-(´∀`; )
これだけ語れる魅力があるのが、
「槽汲み人気」の何よりの証明かなと思います(^ー^)
でも本当は、
お酒を造る蔵の人も、
選んで仕入れる私たちも、
お店で楽しむ皆さまも
「みんなが本気」
という一体感が支持されてるんじゃないかなと思ってます。
福岡の酒蔵から川越へと、槽汲みに対する熱量が
そのまま持ち込まれ繰り広げられるという臨場感、ライブ感が
ファンの方々を惹きつけているのではなかろうかと。
そんなわけで、
今年も皆さまに存分に槽汲みを
堪能して頂くべく「杜の蔵」へ行って参ります!
(`・ω・´)ゞ
この件は、誤解どころか前提だと
思い込んでる方もいらっしゃると思うので、
改めて断言しておきますが、
「決して単なる呑んだくれツアーではございません!」
たしかに、
福岡滞在中における平均血中アルコール濃度の高さ、
そしてシラフの期間の短さといったらありませんが、
それでも
「ただの飲み会じゃないんだ!」
と強弁しておきたいと思います(^^;;
とにかく、
槽汲みの話に強引に戻しますけれど、
前回のお話で、
「槽汲みが新酒だ」ってこと、
しかもただの新酒じゃなくて
「本当にできたてを味わえる酒だ」
ということが分かってもらえたと思います。
でもそれって…
「わざわざ現地福岡に行かなくても、
瓶詰めしたのを送ってもらうだけでいいじゃん!」
って思いますよね。
「実際入荷は2月だし(*゚∀゚*)」って。
「やっぱ飲み会なのか!?」って。
でも実はここが肝で、
行かなければならないのっぴきならない理由があるんです。
その理由を分かってもらうために
ちょっと一般的な話をしますね。
日本酒を作る時って、
貯蔵タンクが何個も必要なくらいの量ができるんです。
全く同じように仕込んでも、
不思議とタンクごとに味わいの差が出てくるんですね。
で、そのままじゃ味にバラつきが出てしまい
よろしくないので、各々のタンクのお酒を全部混ぜて、
味を均一にして出荷するんのが普通なんですね。
それで、ここからは槽汲みの話になるんですが、
槽汲みはそこを混ぜずにタンクごとに瓶詰めします。
そしてタンクごとの微妙な味わいを、
買い手が利き酒をして、
お気に入りのタンクのお酒を仕入れる、
というシステムなんです。
というわけで、
利き酒してお気に入りを指名買いするので、
当然現地に乗り込まなくちゃならない、
というわけです。
これが結構シビアなイベントで、
モタモタ利き酒してるとごっそり買われて
「はい品切れ〜」
とか普通にあるので、
みんなこの時ばかりは真剣なんです(^_^;)
マグロの初競りを思わせるような
戦々恐々とした雰囲気です💦
と、このようにですね、
皆さまに美味しい新酒をお届けするために、
負けられない戦いに勝つべく、
福岡県久留米市の「三瀦」という
初見殺しの難読漢字の決戦地へと
毎年赴いているというわけです。
何しろ勝負は一瞬なんです!
…てことは残りの大部分はやっぱり遊び!?!?(⌒-⌒; )