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2020-01-15 12:58:00

この件は、誤解どころか前提だと
思い込んでる方もいらっしゃると思うので、
改めて断言しておきますが、

「決して単なる呑んだくれツアーではございません!」

たしかに、
福岡滞在中における平均血中アルコール濃度の高さ、
そしてシラフの期間の短さといったらありませんが、
それでも

「ただの飲み会じゃないんだ!」

と強弁しておきたいと思います(^^;;



とにかく、
槽汲みの話に強引に戻しますけれど、
前回のお話で、

「槽汲みが新酒だ」ってこと、

しかもただの新酒じゃなくて

「本当にできたてを味わえる酒だ」

ということが分かってもらえたと思います。



でもそれって…




「わざわざ現地福岡に行かなくても、
瓶詰めしたのを送ってもらうだけでいいじゃん!」

って思いますよね。

「実際入荷は2月だし(*゚∀゚*)」って。

「やっぱ飲み会なのか!?」って。


でも実はここが肝で、
行かなければならないのっぴきならない理由があるんです。



その理由を分かってもらうために
ちょっと一般的な話をしますね。

日本酒を作る時って、
貯蔵タンクが何個も必要なくらいの量ができるんです。

全く同じように仕込んでも、
不思議とタンクごとに味わいの差が出てくるんですね。


で、そのままじゃ味にバラつきが出てしまい
よろしくないので、各々のタンクのお酒を全部混ぜて、
味を均一にして出荷するんのが普通なんですね。






それで、ここからは槽汲みの話になるんですが、
槽汲みはそこを混ぜずにタンクごとに瓶詰めします。

そしてタンクごとの微妙な味わいを、
買い手が利き酒をして、
お気に入りのタンクのお酒を仕入れる、
というシステムなんです。

というわけで、
利き酒してお気に入りを指名買いするので、
当然現地に乗り込まなくちゃならない、
というわけです。


これが結構シビアなイベントで、
モタモタ利き酒してるとごっそり買われて

「はい品切れ〜」


とか普通にあるので、
みんなこの時ばかりは真剣なんです(^_^;)

マグロの初競りを思わせるような
戦々恐々とした雰囲気です💦




と、このようにですね、
皆さまに美味しい新酒をお届けするために、
負けられない戦いに勝つべく、
福岡県久留米市の「三瀦」という
初見殺しの難読漢字の決戦地へと
毎年赴いているというわけです。









何しろ勝負は一瞬なんです!
…てことは残りの大部分はやっぱり遊び!?!?(⌒-⌒; )