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2017-06-13 10:00:00
万願寺とうがらし、皆さんご存知ですか?
とうがらしといっても、いわゆる甘長とうがらしというやつで、
辛さは全くありません。ピーマンとししとうのハイブリットってかんじです。
実際のところ京都の在来種の「伏見とうがらし」と
「カリフォルニア・ワンダー」という種のピーマンとの交配でできたとのことです。
それ以降、舞鶴の万願寺地区で作られてきたので、
万願寺とうがらしと呼ばれるようになったそうです。
地元では、「万願寺甘」と呼ばれ慣れ親しんできた地場野菜ですが、
今では京野菜の代表格にまで昇りつめました。
「とうがらしの王様」とも称されていて、
そんなこと言われたらちょっと食べてみたいですよね。
当店では定番ですが網焼きにします。その熱々のところにそば屋ならではのかえしと、
本枯れの削り節をばさっと。かえしの仄かな甘味が、
万願寺とうがらしの香ばしい風味を引き立てて、
生醤油とはまた違う優しい味わいをたのしめますよ。
そうはいっても、ししとうみたいにとびっきり辛いハズレがあるんじゃないの?
というあなた!最近は品種改良が進んでいて、辛いのは滅多に無いとのことです。
もし辛ければそれはもう確率的には「当たり」です。
運が良かったと思って諦めましょう(^^;;