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2016-09-21 01:01:00

「ひやおろしって何〜?」って聞かれた時に、

たったの10秒で、簡単に「〇〇です。」

と答えられる極意(笑)を
こっそりと教えちゃいます。

他のお店の人に教えちゃダメですよ!

企業秘密ですw(嘘)


本当に10秒で済んじゃいます。

何も考えずこの通り言えばオッケーです。

「今年の冬に出来上がった新酒を、ひと夏じっくり寝かせて、

飲み頃になってくるこの秋口に限り、本数限定で出荷されるお酒。」

 

実にカンタンですね♪  では以上です。



…ってこれで終わってしまうと、

「ひやおろしってなんでひやおろしって呼ぶの?」

とか

「ひやおろしってフツーのお酒より美味しいの?」

という質問に答えられず、せっかくの
極意(笑)が台無しになってしまいます。

なのでもう少し
詳しく説明しますね。


日本酒を造る時には、基本的に2回の加熱殺菌(火入れ)をします。

1回目は新酒ができあがって、タンクで貯蔵する前。

2回目はさっきお伝えした通り、ビンに詰める前です。

加熱殺菌すると、お酒が腐らなくなるのと、熟成し過ぎるのを防ぎ、

お酒を美味しい状態に保てます。暑い夏を経て、お酒はまろやかに熟成してきます。

そして秋口、つまり今ぐらいの少し暑さがやわらいだ頃、

お酒は抜群に味が乗ってくるんです。

そんな熟成してきた、とろっとした味わいをぜひその状態のまま飲みたい!

これは酒飲みならまず間違いなく飲みたいです。当たり前です!

そこで、火入れをせず、そのまんまの味わいを詰め込んだのが「ひやおろし」です。

「冷や」(=火入れをしない)で「卸す」から「ひやおろし」、というわけです。

ひと夏越えて、いい具合の熟成加減なのと、

火入れをしていないフレッシュな味わいが見事に合わさってます。

まだ若さを残しつつ、まろやかな円熟味も味わえる贅沢さ。

しかも、この時期だけの期間限定のお酒となれば、

酒飲みならずとも見逃すわけにはいきません!

ふくよかなのに若々しい、という今だからこその旬の味わいをぜひご堪能あれ!

季節商品のため、売り切れれば再入荷はありませんのでご了承くださいm(_ _)m







追伸
ひやおろしと呼ばれていますが、

冷やして飲むべきお酒ということではありません。

冷蔵庫に入れてはありますが、
過熟を防ぐために冷蔵保存しているだけなんです。

が乗ってきたお酒ですから、当然燗つけて、味を開かせてもお楽しみいただけます。

…まぁまだ暑いですし、冷酒でも美味しいですけどねw