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2012-06-22 18:06:00
今回は酸度についてお話します。

酸度とは、日本酒に含まれる酸の量を示した数値です。 
相変わらずの「当たり前だろ」的説明(*´ω`*)ゞ

ただ、酸といっても何種類かありまして、
酒母(=しゅぼ。酒造りのおおもとになるもの。
そのうち解説すると思います)に由来する乳酸菌と、
アルコール発酵時に生じるコハク酸が
大部分を占めています。

コハク酸は、貝類に含まれる旨味成分としての方が有名ですかね。
乳酸菌は、ヨーグルトでお馴染みの
アレですね。実際、発酵中の醪(=もろみ。そのうち解説すると思います)はヨーグルトのような甘酸っぱい香りがしますよ。

その他、リンゴ酸やクエン酸なども
存在してまして、お酒の香味に
影響を与えています。

リンゴ酸といえば、
最近はこのリンゴ酸をたくさん生産する
酵母で作ったお酒も出回っています。
酸味を上手に引き出して、すっきりさせた後味は
これからの時期にピッタリな夏向きの
お酒だと思います(¬_,¬)b


それでですね、酸度がお酒の味わいに
どう影響するのかと言うと、
一般的には酸が少ないと味は薄く、
甘味を感じやすくなり、
酸が多くなるにつれて味は濃く、
辛く感じられ、多すぎると
濃厚すぎて飲みにくくなります。

ラベルに酸度が表示してある時の目安としては、
酸度の上限は「アルコール度数x0.1」
辺りを限度として、それ以下の酸度のお酒の方が比較的飲みやすいであろう、
とのことです。
アルコール度数が15度のお酒でしたら、
酸度は1.5辺りまでのものを選んで頂けると
まぁ大きくはハズれないかな、
というかんじです。

ぶっちゃけたいていのお酒はその範囲内にいると思いますので、
確認程度ですかね…(⌒-⌒; )
お酒を買う時の目安にしてみてくださいね。
ではまた次回に(*´▽`*)ノ))